下山です。

霙の中の閉山式も終わり、夕方にはまた、白い穂高が顔を見せてきました。ブログは、落ち着いて書かないとダメな性格のため、普段は、ツイッターとフェイスブックで上高地をご紹介してきましたが、今は、お客様も、従業員さんも誰もいない、西糸屋に一人居ます。これから、自分の荷物と、残った山荘の荷物を片づけて、明朝下山する予定です。

 火災報知機のある部屋に寝ているので、火災や誤動作におびえる必要もない日が、やっとやってきました。

今シーズンも、色々なことがありました。入山直前の母の死、時期的なこともありましたが、本人の希望で、身内のみで、慌ただしく葬儀を済ませて、這う這うの体で開業にこぎつけたのが昨日の事のようです。急性心不全だったので、本当に晴天の霹靂でした。吹雪の開山祭でシーズンが始まりました。

 6月の大雨で、梓川が、久々にあふれたことも記憶にあります。今年は、山々の残雪が多くて、大した雨でもないとおもっていたのに、慌てました。これからは、今までの天気に対する、今までの常識が通用しないようになるかもしれません。やはり、人間は自然に対してとても小さいものなのでしょう・・・

 登山シーズンになると、従業員の皆さんは、それぞれ目的を持って、自分の山々へ出かけてゆきます。過去の少ない経験から、アドバイスをしたり、許可を出したりするのが私の役目ですが、実は、うらやましくて仕方がありません。シーズン中(特に5月中)には、穂高のトレースを双眼鏡で眺め、くやしがったりしておりました。(^_^.)

山に入るのは、一人で、夜遅くなった人を迎えに行ったり、捜索をしたりする時だけになってしまいました。下山したら、2月に向けてトレーニングを開始する予定。どこを登りに行くかは、今のところ秘密です。昨年のように、足のしびれ(坐骨神経痛?)もないので、まともに登れるかも?例年のように冬の3000Mを目指します。一応ガイドですから・・・

 商売的には、震災や原発で、お客様が減った2年前からの負債が結構大変で、今年だけを見れば、まぁまぁなのかとは思いますが、苦しい年でした。直さねばならないところは、いっぱいあるのですが、少しずつしかできず、心苦しい限りです。

 一方、震災や原発で、3分の1まで減っていた外国人(主に英語圏の個人)のお客さんが、昨年は2倍に、そして、今年は、さらにその2倍に増えてきたことは、これから希望がもてそうですが、もっと、しっかりとした対応を考えなければいけない時代が来ているようです。

上高地としても、色々な問題を解決していかなければなりません。徳澤か横尾が、昔の上高地になり、登山ブームで、大勢の人が山々に向かっており、また、上高地は大勢の日帰りがメジャーになってきている時代ですが、災害に対しては、上高地は、やはり町ではないのです。焼岳の噴火にも備えなければなりません。

 色々と書いてきましたが、とりあえず、今年無事シーズンを終えることができたのは、見守ってくださった皆様のおかげだと思っております。本当に有難うございました。 来シーズンまでさようなら(^_^)/~

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コメント

  1. おねえさん より:

    いろいろご苦労さまでした。特にご母堂様のご逝去、お悔やみ申し上げます。
    また来年もお世話になります。どうぞ宜しく。

  2. 畠山 奉勝 より:

    お疲れ様でした。
    今年も5月と9月にお世話になりました。山からの帰りは、西糸屋さんに泊まるのが何よりの楽しみです。
    小生、来年は70歳になりますが、5月の残雪期に再び訪れることを楽しみにしております。ありがとうございました。

  3. 弥穂 より:

    お疲れさまでした。5月に遊びに行ったときは大変お世話になりました。
    お母様のご逝去、父も驚いておりました。何もしてやれなくて悪かったなぁ…と言っておりました。

    女将さん共々お体に気をつけて、また遊びに行きますね。
    また父と一緒に行けたらなぁと思います。

  4. nishiito-ht より:

    コメントをいただいた皆様。お気づかいをいただき、本当に有難うございます。冬の間、充分充電をさせていただき、来シーズンは、より良い西糸屋に思っております。

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