リーフに3年以上乗って感じたこと

 久々のリーフ(電気自動車)ネタです。すでに走行距離も53000kmを超え、松本~上高地往復もかなりの回数を行って、現在に至っていますが、その中で感じたことです。

 松本の自宅と、上高地に、普通充電器はあるので、あまり電欠の不安は感じたことは無いのですが、途中で買い物をしたりして、色々な場所を回ってから登ると、電池の残りが少なくなり、沢渡の急速充電器で継ぎ足すこともあります。(30分以内なので駐車も無料)

 直接、上高地に上る場合は、余裕の電池量なので、途中でかなり加速をしても大丈夫、坂道の追い越しは得意で、トルクが太いため、初期の加速が恐ろしくいい。でも、ずっとその速度で走っていると、見る見るうちに電池が減ってゆく(^_^;)

 ガソリンスタンドでも、急速充電器を置いているところがあり、一回入ったら、無料ということもあるのだろうが、店員さんの、俺たちの敵だみたいな冷たい視線をあび、勝手にやれみたいに扱われた。しかし、充電器は壊れており、充電できなかった。ほったらかしなのだろう。一方、日産のお店では、会員になっていることもあって、充電中に飲み物まで出してくれ、洗車もしてくれて、無料なのだ。

 しかし、必然的に寄らねばならない、ガソリンスタンドと違って、しょっちゅう寄るのはどうかという、変な遠慮が生まれ、空気圧の点検とか、細かいことをしてもらうのに、ちょっと「ずく」を出さなければならない。もっと、遠慮をしない性格ならと思う。

 電池の容量が70%以下になったら、電池を無料で取り替えてくれるそうだが、いまのところ、ほとんど変わっていないと思われる。まぁ、慣れてきて、電池を長持ちさせる運転ができるようになったこともあるのだが・・・

   最近の、ガソリンの高騰は顕著で、なるべく、エスティマハイブリッドは使わず、リーフを使うようにしている。いくら乗っても、一ヶ月の電気代は3000円ほどだから・・・

電気自動車(リーフ)2

リーフに乗ってきての感想です。 まず、なんといっても、上高地で生業をやらせていただいているので、月に2000キロの女将の通勤にCO2を出さずに済むことがうれしいです。 一か月の電気代は、自宅の深夜料金が3,000円程度と上高地が2,000円は行かないだろうから、5,000円はかかっていないと思います。

 走行面では、機械音痴の、妻が乗りこなしているところをみると、限りなく「普通の車」なのでしょう。これは、設計者にとっては、目指すところであり、最大限の賛辞だと思います。 モーターのトルクが太いせいか、ノーマルモード(普段はエコモード)にすると、加速が素晴らしく良く、釜トンネルも楽々登ります。しかし、電気残量が目に見えて減ってゆくのを見るのは、あまり心臓に良くありません。一方、下りになったり、ブレーキを使うと、逆に電気残量が増え、航続可能距離も増えてゆくのは面白いです。

  PCやスマホを使う私にとっては、とっても楽しい車です。 プラグが繋がっていれば、どこからでも充電開始や、エアコン開始の命令を出せますし、電池の残量もチェックできますので、携帯電話にめったに出ない、女将があと30分で到着することも分かるのです。 前日以前の、走行記録も、PCの地図の上にプロットされてしまうのは、ちょっと・・・ 逆の立場でなくて良かった ^^;

 上高地の園路を走らざるをえない場所では、歩いているお客様に安全なように、低速になるとわざとモーター音を出すようになっているので、有り難いです。10年前から乗っている、会社のエスティマハイブリッドは、モーターモードでは音が出ないので、クラクションを使ってはいけない上高地では、窓から「すみません」と声を出しておりました。

 いいことばかりではありません。当然のことながら、航続距離が短いこと。これに伴って、エアコンを使うと、航続距離が短くなってしまうこと。冬は、「乗る前エアコン」機能を使って、プラグイン状態の時に暖め、別のバッテリーを使用する、標準装備の、ステアリングヒーターとシートヒーターを使っています。 しかし、夏は「乗る前エアコン」を使うしかありません。

 使い方を考えれば、十分実用になる車だと思います。 これから望むのは、やはり、バッテリーの大容量化と、エアコンシステムの改良です。 ただ、一台しか車を持つことができないならば、現在の最良の選択肢は、ハイブリッドかプラグインハイブリッドがいいと思われます。 一部の三菱iミーブや軽ワゴンのように、短距離に特化し、値段を抑えるのも一つの方法です。

 また、スマートグリッドではありませんが、非常時に、家庭の2日分の電気を賄うことができる、リーフのバッテリーを利用するシステムも、もうすぐ実用化されそうです。ともあれ、夢の車?に乗っているという気持ちも大事なのではないかと思います。

電気自動車(リーフ)1

2011年2月末に、リーフを手に入れてから、もう、18600キロも走ってしまいました。といっても、私は500キロ程度で、残りは女将が、松本から上高地への通勤に使っておりました。月平均2000キロ程度は走ったことになります。  設備としては、自宅(自家用車なので)に200ボルトの給電設備と、西糸屋にはもともと200ボルトがあったので、コンセントだけを設置しただけです。資料によれば、満充電で180キロは走るとのことですが、実際には、どこにも寄り道をしないで、上高地をギリギリで往復できる程度です。(120キロ)

  生鮮野菜や、花などを途中の安いところを探して、あっちこっち寄り道してから来ると、上高地に来ることにはもう、30キロ程度しか走れなくなるので、昼間仕事をしている間に、充電して、夜満タンで下山するようにしておりました。