電気自動車(リーフ)2

リーフに乗ってきての感想です。 まず、なんといっても、上高地で生業をやらせていただいているので、月に2000キロの女将の通勤にCO2を出さずに済むことがうれしいです。 一か月の電気代は、自宅の深夜料金が3,000円程度と上高地が2,000円は行かないだろうから、5,000円はかかっていないと思います。

 走行面では、機械音痴の、妻が乗りこなしているところをみると、限りなく「普通の車」なのでしょう。これは、設計者にとっては、目指すところであり、最大限の賛辞だと思います。 モーターのトルクが太いせいか、ノーマルモード(普段はエコモード)にすると、加速が素晴らしく良く、釜トンネルも楽々登ります。しかし、電気残量が目に見えて減ってゆくのを見るのは、あまり心臓に良くありません。一方、下りになったり、ブレーキを使うと、逆に電気残量が増え、航続可能距離も増えてゆくのは面白いです。

  PCやスマホを使う私にとっては、とっても楽しい車です。 プラグが繋がっていれば、どこからでも充電開始や、エアコン開始の命令を出せますし、電池の残量もチェックできますので、携帯電話にめったに出ない、女将があと30分で到着することも分かるのです。 前日以前の、走行記録も、PCの地図の上にプロットされてしまうのは、ちょっと・・・ 逆の立場でなくて良かった ^^;

 上高地の園路を走らざるをえない場所では、歩いているお客様に安全なように、低速になるとわざとモーター音を出すようになっているので、有り難いです。10年前から乗っている、会社のエスティマハイブリッドは、モーターモードでは音が出ないので、クラクションを使ってはいけない上高地では、窓から「すみません」と声を出しておりました。

 いいことばかりではありません。当然のことながら、航続距離が短いこと。これに伴って、エアコンを使うと、航続距離が短くなってしまうこと。冬は、「乗る前エアコン」機能を使って、プラグイン状態の時に暖め、別のバッテリーを使用する、標準装備の、ステアリングヒーターとシートヒーターを使っています。 しかし、夏は「乗る前エアコン」を使うしかありません。

 使い方を考えれば、十分実用になる車だと思います。 これから望むのは、やはり、バッテリーの大容量化と、エアコンシステムの改良です。 ただ、一台しか車を持つことができないならば、現在の最良の選択肢は、ハイブリッドかプラグインハイブリッドがいいと思われます。 一部の三菱iミーブや軽ワゴンのように、短距離に特化し、値段を抑えるのも一つの方法です。

 また、スマートグリッドではありませんが、非常時に、家庭の2日分の電気を賄うことができる、リーフのバッテリーを利用するシステムも、もうすぐ実用化されそうです。ともあれ、夢の車?に乗っているという気持ちも大事なのではないかと思います。

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