最近、全国各地で熊の目撃や、被害が出たりしています。一つは、山に住んでいる熊が人間の住んでいる里に出てくるものです。山に餌が無くなったり中間の里山が整備されなくなって、隠れる場所ができているからです。一度人間の食べ物の味を覚えてしまった熊は何度も来てしまいます。
もう一つは、山の中で起きる事故です。熊の住んでいる山の中に人間が入って行くのですから、熊を驚かせないように注意を払わねばなりません。熊鈴を付けることはもちろん、走ったりしないで、曲がり角などでは突然の接触を避けることが大切です。パニックになった熊は本当に怖いです。解体したことがありますが、頭がい骨はピッケルで貫ける程度の厚さではありませんでした。
上高地の場合は後者ですが、テントの中に食料を置いてしまい、食料の味を知っていた熊に襲われたり、突然であった熊と戦ったりした結果、起きてしまった事故でした。
昔は残飯処理が完全でなく、出てきた熊を獲って食べてしまっていました。今思えば可哀そうな事をしたと思います。熊も人間もお互いに危機感を持って接していましたが、熊の狩猟が禁止されてから、3世代以上経った今では、母熊から小熊へ人間は怖くないものだと伝わり、親子熊でも人間を恐れず近くまで寄ってくるようになってしまいました。
上高地では、偶発的な事故を避けるため、環境省や自然公園財団の皆さんが監視したりお客さんを誘導したりしています。また、あまりにフレンドリーになった熊は捕獲をするようにしています。また、熊と人間との距離を保つことを行っています。
上高地においでになる方にお願いしたいことは、先住の熊の住処に私たちが入らせてもらっていることを忘れず、もともと大人しい月の輪熊を驚かせないことです。近くに熊がいても、写真を撮ったり、大きな声をあげたりせず、静かに通り過ぎて欲しいと思います。熊スプレーをお持ちの方もいますが、使い方に慣れていない方が下手に使うと、逆効果になります。もう一つは熊鈴を室内では鳴らないようにして欲しいです。早朝など寝ているお客様にとても迷惑です。
| 2025年08月27日 12:45
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上高地
自然
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最近の県内ニュースの中でも、注目に値するのは、日本ジカの問題です。乗鞍・上高地地区の近くでも、目撃例があり、南アルプスや、美ヶ原・霧ヶ峰などのように、侵入されたら、植生が荒らされてしまうのは日の目を見るよりも明らかです。美ヶ原では、すでに、100頭程度の群れも、写真に撮られています。
2月20には、上高地や山小屋関係者で、各官庁や県などに早期対策の陳情に行き、環境省・森林管理署・県などは2月23日に連絡会議を開いていただき、検討をしていただきました。
もし、上高地へ日本ジカが入ってきてしまったら、大変なことになってしまうと思います。ニリンソウなどはすぐに食べられてしまうと思いますし、そこらじゅうが踏み荒らされてしまい、繁殖力が旺盛なだけに、どんどん数も増えてしまうでしょう。
私たちは、日本ジカの前に、ニホンザルやクマやマガモなどで、苦い経験をしてきました。マガモはもうどうしようもありませんが、昔は人の近くには来なかったのです。それが、今では、観光客がベンチでお弁当を広げていると、足をつついて餌をねだるまでになってしまいました。
サルも昔から山の中には居たのですが、15年ほど前から、どんどん人の世界に近づき、全然人を怖がることもなく、時には、人を威嚇するようになってしまいました。もちろん、まだ人から食べ物を奪ったり、襲ったりはしていませんが、母親にくっついている赤ちゃんザルが可愛いからといって、餌を与えたりすれば、必ずそうなってしまします。
私は、当初より、サルが西糸屋に近づいたり、ベランダに上がってきたりしたときは、観光客に白い目で見られながらも、必死で追っ払っていました。しかし、その頃、まだ環境省は、動物保護を盾に、積極的にサルを追っ払うことを勧めず、調査をすると言っていたのです。さらにサルが近づいてしまった5年後からやっと積極的に追っ払いなさいということになったのです。サル年の私も、かわいそうだと思いながらも、続けています。
言うまでもなく、上高地は、鳥獣保護区なので、カモシカなどの天然記念物はもちろん、狩猟は禁じられているのですが、今回の場合は、そうはいかないのだろうと思います。防護柵を作るにしても、無理がありますし・・・
場合によっては、私も狩猟免許をとらねばならないと考えますし、打ったシカの処理の仕方を確立されておかねばなりません。一部では、ジビエ料理として、食用に供されることもあるのですが、まだまだ、埋められているほうが多いと聞きます。
とにかく、早急になんとかしなければ、また、カモやサルの轍を踏んでしまうことになりかねません。なにか、いい知恵をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非教えていただきたいと思っています。
| 2012年02月27日 11:12
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