入山しました!

genkan0417.jpg

4月17日、上高地へ入山しました。道路の除雪は終わってはいましたが、氷の轍で結構大変でした。しかし、一昔前は、当面の食料を持って、大正池あたりから歩いていたのですから、文句は言えません。

bench0417.jpg

河原沿いのベンチも半分くらい顔を出していて、連休の頃には、残雪も無くなりそうです。上高地の平では、樹林帯の中でも、50センチもありません。

azusa0417.jpg

河原にも残雪がありましたが、氷の層はなさそうなので、早く融けてしまいそうです。

yukihori0417.jpg

毎年のことですが、お決まりの、雪堀りから始まります。雪が少ないとはいえ、新人の皆さんにとっては、大変かもしれません。皆さんの頑張りで、初日にも拘わらず、水源地の設置も完了しました。(^◇^)

2011年の外国客の減少と東電への補償請求

もうすぐ、3月11日、東日本大震災から1年を迎えます。 まだまだ、復旧とは程遠い現地の現実を見るとき、たいしたことができない自分にいらだちを感じる毎日です。

さて、西糸屋では、2007年度から毎年、国土交通省に、月別・国別の外国人客の宿泊数を提出させていただいているのですが、昨年は、本当に悲惨な結果でした。多くを占めるのは、英語圏のお客様で、特にヨーロッパの方が毎年増えてきていて、2010年に1300人くらいでしたから、営業日数の200日で割ると、毎日6人はいらっしゃった計算になります。

 団体客は、ほとんどいないので、ほとんどが西糸屋の英語のページから、メールでお申し込みになった方です。ところが、今年は、400人足らずとなってしまい、大幅な減収になってしまいました。特に、ヨーロッパの方の減少が激しかったです。ただ、10月には、増えてきたのが救いです。

3月11日以前、いくつかの個人の予約はメールで、承っていたのですが、震災以降、キャンセルになりました。「原発が怖いから」という、明確な御断りのメールもありましたが、飛行機が飛ばないとか、予定が変わったというメールが多かったし、皆、日本のことを心配してくれました。

毎年、日に2~5通は来る、予約のメールは、ぱったりと途絶えてしまったのです。確かにギリシャに始まった、ヨーロッパの信用不安もあるでしょう、でも、10月には少し回復しているのですから、原因は一つしか考えられません。チェルノブイリを知っているヨーロッパの人々にとって、どのくらい原発が脅威となっているか、日本に住んでいる友人のスイス人の元には、事故後一週間以内にヨウ素剤を本国政府から送ってきたことからも分かります。その頃、日本の政府のしたことと言ったら・・・(;一_一)

東電も、補償をしてくれるとのことでしたが、届いた封筒を開けると、3月11日以前に受けたお客さん(団体)の、それ以降にキャンセルになったという証明がなければならないということで、西糸屋のように、個人からメールで予約をお受けするところで、その後の風評?で、申し込みが無くなったのは、対象にならないとのことで、国土交通省に出した実績を見せても、難しいでしょうと言われました。

時間をかけて、無理やり請求すれば、もしかすれば、認められるかもしれませんが、もういいです。その分を、災害地の皆さんの補償に使ってください。東電の社内の経費の見直しもしっかりやってください。そして、本当のことを早く発表してください。

全室禁煙のお知らせ

2012年のシーズンから、西糸屋は、全客室を、禁煙とさせていただきます。今までも、相部屋の別館(山小屋スタイル)のお部屋は禁煙だったのですが、旅館タイプの本館も禁煙にさせていただくことになりました。

喫煙は、本館のフロント近くの喫煙所か別館の入り口付近でお願い致します。喫煙所には、煙を吸い取る、分煙機を配備させていただく予定です。愛煙家の皆さまのご協力を、お願い致します。

もう、30年ほど前になりますが、スイスの山岳ガイドさんの家に下宿をさせていただき、山を学んでいた頃、一般の人が利用する列車に乗ると、半分が緑のシートそして、半分が赤のシートに分かれており、中間に仕切りとドアがあって、びっくりしました。もう、その頃スイスでは、男性の喫煙率が落ち、女性が増えつつありましたが、全体でも、35%くらいだったと思います。

中央線の「あずさ」も、昔は、禁煙車があって、喫煙率が50%くらいになっているのに、禁煙車は2割程度しかなく、指定席は、禁煙車から埋まってゆきました。なんで、半々にしないのか、不思議でなりませんでしたし、突然、全車両が禁煙になってしまったのも、不思議でなりません。日本という国は変な国だと思います。

日本でも15年くらい前から、男性の喫煙率が落ち、女性の喫煙率が上がってきました。現在の日本の喫煙率は25%くらいになっていると思います。私自身は、タバコが吸えません。試してみたのですが、2本をまじめに吸い込むと、お酒を一升飲んだのと同じくらいのダメージを次の日に受けてしまうのです。どうせ、頭が痛いなら、長い時間をかけてお酒を楽しんで飲む方がいいと判断しました (^_^;

タバコは、百害あって一利なしといいますが、私はそうは思いません。確かに、肉体的には良くないし、受動喫煙の問題もあるのですが、精神的なメリットもあるのではないかと思うのです。

大学一年生の頃、山岳部の合宿で、3年生の先輩がトップで滝谷を登っていた時、先輩が墜落し、なんとか止めることができたのですが、テラスに下りてきた先輩は、タバコをとりだし、おもむろに吸い始めたのです。5分後、落ち着いた先輩は、何ごともなかったかのように、登って行きました。一年生にはトップはやらせないという規則があるのです。

卒業して、OBとして、一年生と瑞牆山の壁を登っていたとき、私は、情けないことに中間のエイドのピッチで、ハーケンが抜け、グラウンドフォールしてしまいました。胸をしたたか打ってしまった(後でひびが入っていたことがわかった)のですが、一年生にトップを登らせるわけにはいかず、中間にピンが2本しかないピッチを控え、落ち着かねばならぬと思えば思うほど、焦ってしまい、すぐに登り始めてしまったのです。なんとか、恐怖を押さえて登りきったのですが、タバコが吸えたらなぁと思ったことも確かです。

お酒で、人に迷惑をかけてしまったことが一度や二度ではない私がいうのも変ですが、車から、外に灰を落としている人や、灰皿ごと外に捨てている人を見ると頭にきます。最近では、お泊まりになるお客さんも、同室の人の事や子供の事を考えて、自主的に喫煙所に来て吸っていただいているのを見るにつけ、ちゃんとマナーを守って、吸っていただくならば、私は良いと思うのです。嫌煙家の皆さんからは、甘いといわれるかもしれませんが、吸う人と吸わない人がうまくやっていけるようになればいいと思っています。喫煙室といって、ガラス張りで周りを囲ってしまい、狭い中で大勢の人がタバコを吸っているのは、見ていて、なんか変だなあと思うので、そのようにはするつもりはありません。

山頂での一服や、食事の後の一服はおいしいそうですから、携帯用の灰皿や、吸わない人に対する気遣いを持っていただければ、全然OKだと思います。 上高地は、歩行中は喫煙禁止です。ここまで読んで下さった皆様には、そんなことは、あたりまえだと思っていただけるでしょう。

取りとめも無く、書いてしまいましたが、皆さまのご協力をお願い致します。<m(__)m>

やっと(^^ゞ ブログ始めました・・・

年末になり、皆様、お忙しいことと存じます。 このたび、やっとブログを立ち上げて、なんとかホームページ上に、変更情報を表示させることができたので、お知らせします。 しかし、なんといっても、ホームページのデザインは古く、春までにはなんとかしたいと思っております。長い目で見てやってください (^^;