全室禁煙のお知らせ
2012年のシーズンから、西糸屋は、全客室を、禁煙とさせていただきます。今までも、相部屋の別館(山小屋スタイル)のお部屋は禁煙だったのですが、旅館タイプの本館も禁煙にさせていただくことになりました。
喫煙は、本館のフロント近くの喫煙所か別館の入り口付近でお願い致します。喫煙所には、煙を吸い取る、分煙機を配備させていただく予定です。愛煙家の皆さまのご協力を、お願い致します。
もう、30年ほど前になりますが、スイスの山岳ガイドさんの家に下宿をさせていただき、山を学んでいた頃、一般の人が利用する列車に乗ると、半分が緑のシートそして、半分が赤のシートに分かれており、中間に仕切りとドアがあって、びっくりしました。もう、その頃スイスでは、男性の喫煙率が落ち、女性が増えつつありましたが、全体でも、35%くらいだったと思います。
中央線の「あずさ」も、昔は、禁煙車があって、喫煙率が50%くらいになっているのに、禁煙車は2割程度しかなく、指定席は、禁煙車から埋まってゆきました。なんで、半々にしないのか、不思議でなりませんでしたし、突然、全車両が禁煙になってしまったのも、不思議でなりません。日本という国は変な国だと思います。
日本でも15年くらい前から、男性の喫煙率が落ち、女性の喫煙率が上がってきました。現在の日本の喫煙率は25%くらいになっていると思います。私自身は、タバコが吸えません。試してみたのですが、2本をまじめに吸い込むと、お酒を一升飲んだのと同じくらいのダメージを次の日に受けてしまうのです。どうせ、頭が痛いなら、長い時間をかけてお酒を楽しんで飲む方がいいと判断しました (^_^;
タバコは、百害あって一利なしといいますが、私はそうは思いません。確かに、肉体的には良くないし、受動喫煙の問題もあるのですが、精神的なメリットもあるのではないかと思うのです。
大学一年生の頃、山岳部の合宿で、3年生の先輩がトップで滝谷を登っていた時、先輩が墜落し、なんとか止めることができたのですが、テラスに下りてきた先輩は、タバコをとりだし、おもむろに吸い始めたのです。5分後、落ち着いた先輩は、何ごともなかったかのように、登って行きました。一年生にはトップはやらせないという規則があるのです。
卒業して、OBとして、一年生と瑞牆山の壁を登っていたとき、私は、情けないことに中間のエイドのピッチで、ハーケンが抜け、グラウンドフォールしてしまいました。胸をしたたか打ってしまった(後でひびが入っていたことがわかった)のですが、一年生にトップを登らせるわけにはいかず、中間にピンが2本しかないピッチを控え、落ち着かねばならぬと思えば思うほど、焦ってしまい、すぐに登り始めてしまったのです。なんとか、恐怖を押さえて登りきったのですが、タバコが吸えたらなぁと思ったことも確かです。
お酒で、人に迷惑をかけてしまったことが一度や二度ではない私がいうのも変ですが、車から、外に灰を落としている人や、灰皿ごと外に捨てている人を見ると頭にきます。最近では、お泊まりになるお客さんも、同室の人の事や子供の事を考えて、自主的に喫煙所に来て吸っていただいているのを見るにつけ、ちゃんとマナーを守って、吸っていただくならば、私は良いと思うのです。嫌煙家の皆さんからは、甘いといわれるかもしれませんが、吸う人と吸わない人がうまくやっていけるようになればいいと思っています。喫煙室といって、ガラス張りで周りを囲ってしまい、狭い中で大勢の人がタバコを吸っているのは、見ていて、なんか変だなあと思うので、そのようにはするつもりはありません。
山頂での一服や、食事の後の一服はおいしいそうですから、携帯用の灰皿や、吸わない人に対する気遣いを持っていただければ、全然OKだと思います。 上高地は、歩行中は喫煙禁止です。ここまで読んで下さった皆様には、そんなことは、あたりまえだと思っていただけるでしょう。
取りとめも無く、書いてしまいましたが、皆さまのご協力をお願い致します。<m(__)m>
私も20代の頃は タバコを吸っていましたが タバコを止めて
40年以上経ちましたね~
タバコを吸いたい人の気持ちはよくわかるので そばで吸われても
気になりませんが
ただ近くに子供さんや 赤ちゃんなどを抱えたお母さんの近くでは
止めていただきたいですね
以前 西糸屋さんに 泊めていただいた時も 同泊された方で肩身が狭そうに 吸われていた方がいましたが
かわいそうでなりませんでしたね
コメント、有難うございます。 吸わない人も、吸う人も、気持ちよくお過ごしいただきたいのです。ちょっと高かったけれど、強力な分煙機(吸引器)を2台喫煙所には配置しましたので、堂々と?吸っていただけると思います。